「開かれた市政をつくる市民の会」 −市民と共にすすめる鳥取市政を!−




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・「防災」

・「第二回 市民の会学習会」を開催しました。(2016.11.2)

 
10/29(土)に第二回学習会、「新庁舎に関する公開質問状の内容、及び回答」及び「地震・洪水災害に備えたリテラシーの向上をめざして」を開催しました。北風が強く肌寒い日でしたが、四十数名の皆様にご参加いただきました。当日の資料を下記に示します。

 当会からは、新庁舎に関する公開質問状の背景を説明。「防災」、「環境」、「費用」の三つの面から、新市庁舎移転予定地の抱える問題点を指摘しました。特に、洪水時には新庁舎予定地周辺は西側への道路は通行不可能、そばを通る国道の北側も水没する可能性が高いこと。これに対して現庁舎周辺の道路の予想冠水深さは移転予定地よりも浅く、洪水時にも交通アクセスが確保できる可能性を述べました。また、先日の地震に関連して、あらためて現庁舎の耐震性に注目。この市庁舎騒動の発端となった平成21年の現庁舎の耐震診断結果は、その正当性に対して大いに疑問があること(これも耐震偽装の一例か?)を指摘しました。

 鳥大の小玉先生には、先日の10/21に発生した鳥取県中部地震を例とした地震発生のメカニズム、さらに千代川・袋川水系の地形的特徴と水害の危険性についてお話していただきました。印象に残ったのは、プレートの移動速度は人の爪が伸びる速度(8cm/年)と同じであり、100年間で8mも動くとの事。東日本大震災では、海底のプレートが数十mも移動したそうです。

 水害に関しては、洪水が起こって自分の周囲が冠水した場合、流れがあって水深がヒザより上に来た時には動いてはいけないとのこと。水圧に負けて流されてしまうそうです。また、従来の堤防を高くして河床を削るという水害対策だけでは限界がある。今後は自然の地形を利用した遊水池を各所に作って(一例としては、市内の大路川に最近完成した遊水池)、温暖化に伴い頻発する豪雨に備えるべきとのお話が印象に残りました。ぜひ、下の資料をご覧ください。

 「新庁舎に関する公開質問状の内容、及び回答」 当会常任幹事
 「地震・洪水災害に備えたリテラシーの向上をめざして」 鳥取大学 地域学部 小玉芳敬教授 

/以上


・10/29(土)に、当会主催の第二回目の学習会を開催します。(2016.10.15)

 
6/11に開催した第一回学習会「鳥取市の財政の問題点」に引き続き、第二回目の学習会「新庁舎に関する公開質問状の内容と回答」を開催します。先月提出した公開質問状の内容と、これに対する市長から回答の内容について報告します。新庁舎建設計画における現状の問題点を確認すると共に、どのようにして市民負担を軽減するのか、市民の安全・安心をどう確保するのか、新庁舎建設を撤回させる道は本当にもう無いのか等、今後の運動の方向について市民の皆様と議論する場にしたいと思います。多数のご参加をお願いいたします。

 また、今回の公開質問状の内容が主として防災面に関連していることもあり、鳥取市で今後想定される災害に対する学習の場もこの学習会の前半部に設けました。具体的には、千代川・袋川水系の過去の歴史を長年研究して来られた鳥大地域学部の小玉芳敬教授をお招きして、「鳥取平野の水害史と千代川・袋川の河川特性」、「減災のための地震・活断層の知識」等についてお話していただく予定です。


・「市民の会」学習会 第二弾!

 「新庁舎に関する公開質問状の内容と回答」
          +
「千代川・袋川水系の過去の姿と今後の災害への影響」
 

  日時:10/29(土) 14:00〜16:00
  場所:鳥取市福祉文化会館 四階 大会議室
             

                                      
 /以上                            (上の図をクリックするとPDFファイルが開きます。)


・千代川水系の洪水から我が身を守るには? ネット上の「使える情報」をご紹介。(2016.10.1)

 
先日提出した深澤市長宛ての公開質問状の中に挙げた防災対策の中で、今後、発生する危険性が最も高い災害は、何と言っても千代川水系の洪水でしょう。地球温暖化に伴って日本列島の気候は確実に亜熱帯化しつつあり、最近では全国各地で過去には考えられなかったような集中豪雨が毎月のように起こっています。

 先日の質問状を作成するための準備段階で、千代川水系に関する情報をかなり集めました。これらの情報を利用することで、自分の住んでいる地域が、いつ、どのような場合に洪水に見舞われる危険性が高いかをある程度把握できるものと思います。以下、今までにネット上で集めた情報、またリアルタイムで利用できる千代川の水害に関する情報をまとめてみました。

 (1)千代川の洪水はどんな時に発生する?

 大正時代以降の過去の水害の一覧表を下に示します。
 第一回 千代川水系大規模氾濫時の減災対策協議会 資料 より抜粋しました。
  注: 第一回目の協議会がこの夏に開催されたこともあり、この資料には、国交省等による最新のデータが載っています。大いに参考になります。かなりの大容量になりますが、ご一読ください。
 それにしても、大規模氾濫時の対策を協議している当事者の鳥取市。市が住民投票結果を無視し巨費を投じて建設を予定している新庁舎がこの大規模氾濫に巻き込まれるケースも、この大規模氾濫対策には含まれているのでしょうか? ムリヤリ移転した新庁舎が水浸しになって、せっかく作った氾濫対策が実行できない事態になったら、市長はどうやって洪水対策の指揮をとるのでしょうか? 全国の笑いモノになりますね!!!)


 

 驚くなかれ、上の表に載っている13件の洪水のすべてが、9月と10月の二か月間のみに限って発生しています。さらに、1件を除き、残り12件が台風による洪水です。


 参考のために、台風がどのようなコースを取った時に、千代川の洪水が起こるのかを調べてみました。なお、最後の平成16年の23号は上の表には載っていませんが、同年の21号よりも規模はやや小さいものの、洪水が発生しています。
気象庁:過去の台風資料 台風経路図 より)

 最初の一例を除き、残りの五例の台風はその全てが、「九州と四国の南岸をかすめて大阪・和歌山付近に上陸する」進路となっています。台風がこの進路を取った時には、台風とともに北上した大量の雨雲が北から中国山地にぶつかり、千代川流域に大量の雨を降らせるというパターンです。

 要するに、台風の進路が左図に示すようなコースになると予想される場合、千代川流域が洪水に襲われる危険性はかなり高くなるものと思われます。秋の台風の進路には、十分にご注意ください。

 つい先日には台風16号が左に示したこれら五個の台風とほぼ同一のコースをたどり、9/20には鳥取県に最接近し午後には和歌山県に上陸しました。この時は、アメダスによる当日と前日の降水量合計は、鳥取82mm、智頭97mmと少なめであり、幸いにも市内行徳の水位計が氾濫注意水位にまで至ることはありませんでした。
気象庁:過去の気象データ検索 より)
 





 (2)万一、千代川が氾濫した場合、我が家の周りの浸水深さはどの程度?

 千代川が氾濫した場合、要するに、千代川やそれに連なる支流の水が堤防を越えてあふれた場合に想定される浸水深さは、各地域別のマップとして次のサイトに詳しく載っています。このマップは、公開質問状の中でも触れていますが、千代川流域に二日間に325mmの大雨(従来の降雨実績データによれば、百年に一度の大雨に相当)が降った場合を想定して試算しているものと思われます。現時点では、このマップが市による公式の浸水予想図です。なお現在、鳥取駅南口の大黒様の銅像の脇にも、同じ内容のマップが掲示してあります。

  「鳥取市 総合防災マップ(2012年度版)
 
 一方、近年の豪雨被害の頻発への対策として、水害を防止するための法律「水防法」が昨年改正されました。改正後は、「想定しうる最大規模の洪水に対する避難体制等の充実・強化」を図ることとなりました。具体的には、国交省が最大規模の洪水発生時の浸水予想区域を定めて公表することになり、山陰地方では48時間で508mmの降雨を想定した場合を最大規模洪水とみなすこととなりました。この法律改正に基づいて、国交省の鳥取河川国道事務所が今年の六月に新しい浸水予想図を公表しました。現在は、この図に基づいて鳥取市が上記のハザードマップを作り直している段階かと思われます。

  「千代川水系洪水浸水想定区域図

 この図は千代川流域に48時間で508mmの降雨が降った場合を想定しており、当然ながら、二日間に325mmを想定していた従来の防災マップよりも予想浸水深さが一段と深くなっています。千代川沿いでは、浸水深さが5〜10mと予想される地域も散見されます。

 なお、この図で実に不可解なのは、浸水深さのランクの中で、0.5〜3mと予想される地域が全て同一ランク、同一表示になっていることです。浸水深さが0.5mであれば、後の片づけが大変だと言うくらいで済みますが、浸水深さ3mでは人命にかかわる事態となります。このような危険なレベルまでを含めて、広い範囲を一緒にして同一のランク表示として済ませているのは、国交省が国民の生命・財産を真剣には考えていないことを示しているのではないでしょうか。当然、国交省は、この0.5〜3mのランクを細分化して地域ごとの危険度をより詳細に示すべきであると思います。

 以上の二種類の浸水予想図は、図の注釈にもあるように堤防を乗り越えてくる氾濫水だけを想定しており、いわゆる内水氾濫は想定していません。内水とは、その地域や隣接地に降った降雨が排水されずに滞留し続けることを言います。また、堤防の下の土壌を経由してしみだしてくる漏水も同時に発生します。昨年秋の鬼怒川の氾濫では、常総市役所も含めて広範囲が水没しましたが、川の水が堤防を乗り越える前にすでに内水氾濫が発生し、広範囲にわたって水田が冠水していたとのことです。鳥取市の旧市街地の千代川沿いは旧河道の低湿地の上に現在の住宅地があり、豪雨時には内水氾濫が発生する危険性があります。その場合には、上の二種類のマップよりも浸水深さはさらに深くなるものと思われます。


 (3)豪雨時に近くの川の水位を知りたい。どうすればいい?

 激しい雨が長い間降っている時には、誰もが近くの川が氾濫し始めてていないか気になるものです。しかし、豪雨の時に川の様子を実際に川岸まで見に行って、濁流に流されて命を落とすと言う事故例が頻繁に起こっています。安全な自宅に居ながらにして、川の水位を知ることが出来る情報サイトがあるのでご紹介します。

 「国交省 川の防災情報

 このサイトの一番上の「河川名による検索」のところに「千代川」と入力すると、千代川の観測所の一覧が別のウィンドウに表示されます。「水系名による検索」に「千代川」と入力すると、八東川や袋川などの支流を含めた千代川水系全体の観測所が表示されます。
 さて、観測所一覧のウィンドウの中の一番左の「種別」の列の中に「水位・流量」と書いてある行の観測所名をクリックすると、その観測所における水位の画面が表示されます。ここでは、例として鳥取市古海にある「行徳」観測所の画面を下に表示してみましょう。

 

 この図は、川の上流側から下流側を見た断面図です。この例の場合には、図の左側が古海、右側が行徳となっています。右側の河川敷に広くて比較的傾斜がゆるい所がありますが、ここが野球のグラウンドなどがあるスポーツ広場です。


 左の写真は、県道21号線(旧吉岡街道)が千代川を渡る所にかかっている千代大橋の古海側の橋脚にある水位標です。上の図の中の右側にある各種の警報水位との関係が判りにくいですが、この関係については、次のサイトに説明があります。

河川の洪水予報と水位の関係について

 要するに、左の写真の赤いBの水位は「避難判断水位」であり、ここまで水位が上がったら、「市町村からの避難準備情報などの避難情報が発表される目安」となるとのこと。
 国交省と各自治体による各段階の洪水予報は、黄色のAの水位に達した段階でその提供が始まるとのことです。



 先日の9/20の台風16号の最接近の際には、この行徳の水位は2.7mまで上がりました。上の写真の白い@の部分の下部まで水につかったことになります。洪水時には各自治体から予報や警報が発表されると思いますが、市内各所にある防災行政無線のスピーカーでは、その近くにいる人でない限り、何を言っているのかほとんど聞き取れないことが多いものです。自ら情報にアクセスして、危険度が高まっているようであれば、行政の指示をいつまでも待たず、自主的に早めの避難を心がけましょう。

 このほかに千代川の現状をライブ中継しているサイトとしては、同じく国交省の鳥取河川国道事務所が設置した下記の「千代川ライブカメラ」があります。拡大画像が表示されない場合には、小さい画像が四つ並んだ下にある文章の中の「コチラ」という部分をクリックして、その後に表示される指示にしたがって設定してください(かなり判りにくい説明です)。

 「鳥取河川国道事務所 千代川ライブカメラ

(/以上)

 


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